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ナッツの美味しさを守る品質保持剤のおはなし
ナッツ雑学 2019.07.16
お菓子によく入っている「品質保持剤」
東洋ナッツ食品でも、皆さまがナッツ・ドライフルーツを安心安全に召し上がっていただけるよう、一部の商品に品質保持剤を使用しています。
今回は、ナッツの美味しさを守っているこの「品質保持剤」についてご紹介いたします!
品質保持剤の種類
品質保持剤は、商品の中身によって使用するものは異なります。
ナッツにおいても、その加工方法などから使用する品質保持剤を使い分けています。
脱酸素剤
東洋ナッツ食品ではスチール缶もしくは酸素のバリア性が高い特殊な包装資材を使用していますが、
脱酸素剤を使用することで容器内の脱酸素状態をさらに維持しています。
鉄系(エージレス)
鉄が錆びる時に酸素と結合する働きを応用して、密閉容器内の酸素を吸収し、酸化を防止するものです。
使用商品例:食塩無添加クラッシーミックスナッツ缶、クラッシーミックスナッツ缶 など
非鉄系
水分活性の低い乾燥食品などに優れた効果を発揮する脱酸素剤です。
長期保存に適しており、酸素によって引き起こされるカビの発生や食品の劣化、変色などを防止します。
使用商品例:TNSFマンゴー・TNSFパイン など
シリカゲル
シリカゲルは、空気中の水分を物理的に吸収することで、湿気による食感の低下やカビ・細菌の増殖を防止します。
使用商品例:ハニーピーナッツ
品質保持剤についてのQ&A
Q1.品質保持剤は開封後も入れておいた方がいいですか?
A1. 品質保持剤は未開封状態でのみ効力があり、一度開封した製品に対しては効力がなくなります。開封後は取り出してからお召し上がりください。
Q2.脱酸素剤が熱くなっていますが大丈夫ですか?
A2. 開封後、空気との酸化反応により発熱をすることがありますが、
発熱量が小さいため発火の心配はありません。
Q3. 品質保持剤はどのように捨てればいいですか?
A3. お住まいの地域によって異なりますので各自治体の分別に従って処分ください。
まとめ
普段あまり意識はしない品質保持剤、実は皆さまに美味しく召し上がっていただけるようにナッツ・ドライフルーツの品質や食感を守っています。
今回ご紹介した「品質保持剤」はすべて安全な資材を使用していますのでナッツ・ドライフルーツに接触しても問題はございませんが、誤って口にしないようご注意ください。
※品質保持剤不使用の商品には、酸化防止の為、容器内の酸素を窒素に置き換える「窒素置換法」を採用しております。
→ナッツの美味しさを保つ包装容器について
→ナッツ・ドライフルーツの上手な保存方法