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産後・授乳中のお母さんにも安心のおすすめナッツとは?
栄養士だより 2019.10.23
「授乳中のお母さんに油が多い食べ物は好ましくない」という意識から、カロリーや油が多いナッツは避けるべき、と思っていませんか?
しかし、ナッツは母乳に必要な栄養や産後の体をいたわる
ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。
今回は産後・授乳中のお母さんにおすすめのナッツ3つをご紹介します!
カシューナッツ
母乳は血液から
意外と知られていないのが、「母乳は血液から作られる」ということ。
産後・授乳期のお母さんは母乳を作るための鉄分が必要になります。
カシューナッツはナッツの中で最も多く『鉄分』を含んでいるため意識して食べてみましょう。
産後の抜け毛対策に
ホルモンバランスの乱れや生活の変化によるストレスで「分娩後脱毛症」「産後脱毛症」などの
脱毛が起きる場合があります。
カシューナッツに含まれる『亜鉛』は、髪の毛の材料となるケラチン(タンパク質)を作るのに必要な栄養素です。
クルミ
赤ちゃんの脳や神経の発達に必要
クルミは脳や神経の成長を助ける『オメガ3脂肪酸』をナッツの中で最も多く含み、
約10粒で1日分が摂取できるといわれています。
血液の材料となる栄養素
『葉酸』と聞けば、「妊娠前や妊娠中に必要な栄養素」といったイメージがありますが、
厚生労働省によると葉酸は妊娠前~卒乳まで意識して摂るべきと推奨しています。
血液を造るほか、産後の子宮回復を助ける働きもあります。
アーモンド
妊娠中よりも授乳中の母体は骨密度が低くなります
授乳により1日210㎎の『カルシウム』が喪失するといわれています。
日頃の食事でカルシウムの摂取量が少ない方は、意識して摂取しましょう。
片手一杯のアーモンド(約23粒)は納豆1パック(約50g)と同じのカルシウム量にあたります。
まとめ
産後・授乳期におけるお母さんの食事は良い母乳づくりには欠かせないもの。
赤ちゃんの健やかな発育と、お母さん自身の体のためにも手軽に食べれるナッツを食生活に摂り入れてみてくださいね♪
※一部のナッツはアレルギー特定原材料等に含まれています。アレルギー体質の方、または何かしらアレルギーをお持ちの方は必ず医師に相談してから摂るようにしましょう。
※ナッツの1日の摂取量は自分の片手一杯分が目安です。【過剰摂取】にはくれぐれもご注意ください。
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