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クルミを毎日食べると脳の働きに良いって本当?脳に必要な3つの栄養素について
栄養士だより 2021.05.07
皆さん、日ごろ口にする食べ物が脳の健康や、脳の活性化につながることをご存知でしょうか。
クルミは、脳の健康に効果があると国内外で今注目されているナッツです。
今回はクルミに含まれる栄養と脳への健康効果についてご紹介します♪
脳は糖質以外の栄養素も必要
脳は体内で最もエネルギー消費量が高く、体全体のエネルギー消費量の20%を占めています。
糖質(ブドウ糖)は素早く吸収されるため、脳の大切なエネルギー源ですが、
脂質やビタミンにも脳の働きを活性化させる効果があります。
クルミは、脳の老化防止や認知機能低下を防ぐ効果があるため ”ブレインフード” とも呼ばれています。
クルミの栄養と脳への健康効果について
ここでは、クルミに含まれる3つの栄養とその効果についてご紹介します。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、脳細胞や神経細胞に存在し、
情報の伝達や発信を行う細胞(ニューロン)に必要な栄養といわれています。
クルミは「オメガ3脂肪酸」をナッツの中で最も多く含み、クルミ10粒で成人が1日に必要なオメガ3脂肪酸(約2.0g)に相当します。
トリプトファン
何もヤル気がない、食欲がない、などの状態が続くとうつ病になる可能性があります。
気分を明るくしたり、精神を安定させる、といった作用をもつセロトニンはクルミに含まれる「トリプトファン」から産生されます。
トリプトファンは体内で合成されず、必ず食べ物から補給しなければなりません。
ビタミンB群
クルミに含まれる「葉酸」や「ビタミンB6」は、認知症や脳卒中発症の一因といわれるホモシステインを代謝・分解する際に必要なビタミンです。
葉酸を含む緑色野菜や、ビタミンB6を含む鶏肉などと一緒に食べるのがおすすめ。
1日の目安量とおすすめの食べ方
1日どれだけ食べてもいいの?
1日に食べるクルミの量は、自分の手のひらいっぱい(約10粒程)を目安にしてください。
一度に食べる、小分けにして食べる、お料理にトッピング、などご自分の食生活に合わせて食べてみてくださいね。
よく噛んで食べる
クルミを食べる時は、しっかり噛むことを意識してみましょう。
咀嚼は脳の記憶をコントロールする「海馬」を活発にします。
また、食事前にしっかり噛みながら食べると、ごはんの食べ過ぎを防ぐダイエット効果も得られます。
まとめ
脳内での情報伝達や、神経の働きを活性化するにはオメガ3脂肪酸やビタミンが必要、と
脳の働きをよくするには食べ物が大きく影響を与えています。
いつまでも元気な脳と体で過ごすためにも、是非日々の食事にクルミを取り入れてみてはいかがでしょうか。
※クルミはアレルギー特定原材料等に含まれています。アレルギー体質の方、または何かしらアレルギーをお持ちの方は必ず医師に相談してから摂るようにしましょう。
今回示す量はあくまでも目安として参考にし、何らかの持病をお持ちの方は医師の指示に従ってください。
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