知れば好きになる!「ヘーゼルナッツ」の話

2023.11.16
ヘーゼルナッツの話の画像
Hezelnuts

アーモンド・カシューナッツと並び「世界三大ナッツ」の1つヘーゼルナッツ。
とはいえ、日本ではアーモンドやクルミと比べると知名度はまだまだ低いのではないでしょうか。

そこで今回は、ヘーゼルナッツに関しての雑学を中心にヘーゼルナッツの知られざる魅力についてご紹介します!

そもそもヘーゼルナッツとは?



ヘーゼルナッツは、カバノキ科ハシバミ属の落葉低木の木の実で、殻付きの状態では栗やドングリのような外見をしています。焙煎すると、他のナッツにはない独特の芳香があります。日本にも近縁のハシバミが自生していますが、あまり食べられていません。一方、ヨーロッパではアーモンドと同じくらいにポピュラーなナッツとして親しまれています。

ヘーゼルナッツの産地は?実はわがままなナッツ。

世界のヘーゼルナッツの約70%はトルコ共和国で栽培されており、イタリア、アメリカが続きます。
弊社もトルコ産の原料を使用しています。「ヘーゼル好きの食塩無添加ミックス 150g」もその一つです。

トルコが一大産地になっている理由は、その気候にあります。
ヘーゼルナッツは、冬は十分に寒く、夏は十分に暑く、でも暑すぎはダメ。乾燥が苦手で風が強いところは嫌。標高が高いところが良い、というわがままな性格です。
これを満たすのがトルコの北部の黒海沿岸部であり、東西に産地が広がっています。

みんな大好きあのお菓子と相性抜群!



ヨーロッパでヘーゼルナッツが人気の訳。それは、みんな大好き、私も大好き、「チョコレート」と抜群に相性が良いからです。
ヘーゼルナッツを刻んだものやペーストを混ぜ合わせたチョコレートを“ジャンドゥーヤ”と言います。

焙煎したヘーゼルナッツ独特な甘い芳醇な香りは、チョコレートの風味を素晴らしく引き出します。この奇跡のようなマリアージュは、実は菓子職人の苦肉の策で生まれたものでした。
19世紀の初めのイタリア。ナポレオンが行った経済封鎖の影響でチョコレートの原料となるカカオが不足。代わりに地元で良く採れたヘーゼルナッツをかさましで加え作ってみたところ、とんでもなく美味しいことが分かり、ジャンドウーヤは世界中に広がっていきました。

現在では、世界のヘーゼルナッツの消費量のうち、70%はチョコレート菓子用として利用されていると言われています。チョコレート好きの方なら、ヘーゼルナッツと知らずとも、口にされたことがあるかもしれませんね。

ヘーゼルナッツに含まれる栄養成分を紹介!



『ビタミンE』
ナッツの中ではアーモンドの次に多く含まれています。
ビタミンEは高い抗酸化作用があり、体内を酸化から守り、老化の予防に期待できます。
『オレイン酸』
良質な脂肪酸でオメガ9脂肪酸の代表であるオレイン酸は悪玉コレステロールの減少に効果があるとされています。
『食物繊維』
食物繊維の中でも不溶性食物繊維を含み、腸内環境を整える働きが期待できます。

1日どのくらい食べていい?

一日の摂取目安量は17粒(約150kcal)程度です。
他のナッツの目安量はこちらをご覧ください!「ナッツって1日何粒まで食べていいの?正しいナッツの適正量を知りましょう」

まとめ

弊社がヘーゼルナッツの輸入販売を始めた頃は、その独特な強い風味を敬遠する方が多く、
「ヘーゼルナッツは日本人には受け入れられない」というのが社内の常識になっていました。
しかし、最近は本場ヨーロッパのチョコレートが身近になったこともあり、ヘーゼルナッツを多く使った製品が増えてきました。
このコラムを読んだあなたも、魅力たっぷりのヘーゼルナッツのファンになっていただけると幸いです!

 
 

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