乳白色であり、名前に“ミルク”が付いていることから牛乳だと思っている方も多いかもしれませんが、アーモンドと水からなる植物性飲料。作り方もメーカーによって様々ですが、水に浸したアーモンドをミキサーなどで細かく砕いてこしたものが「アーモンドミルク」と呼ばれます。アーモンドの香ばしい風味はありますが、成分無調整牛乳や豆乳と比べるとあっさりとした味わいです。

「アーモンドミルク」は、健康や環境への問題意識によって、動物性由来から植物性由来のものへ代替していく動きが世界的に広がるなかで、一般的に低カロリー・低糖質・低脂質というヘルシーさもあり人気を博しています。ダイエットや健康志向の方が積極的にアーモンドミルクをとり、ここ数年で販売量も急増。牛乳、豆乳に続く“第3のミルク”として注目されています。

ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれるアーモンド。中でも“若返りのビタミン”と呼ばれる「ビタミンE」を豊富に含み、抗酸化作用で老化の予防に期待できます。そのほか、腸内環境を整えてデトックス作用があるといわれる食物繊維、便秘の解消や生活習慣病の予防効果も期待されるオレイン酸も豊富。
「アーモンドミルク」は粒を噛むのが苦手な小さな子どもや年配の方にもおすすめです。1日に200ml（コップ1杯）を目安に、朝食や間食として飲むのが良いとされています。